おじいちゃんが、がんになっちゃった(その5) !!
(承前)
兵庫県立粒子線医療センターで治療を受けたいと思ったおじいちゃん。
それには、現主治医を動かして、主治医から直接当センターあて連絡をとっていただく必要があるのです。
当センターは放射線科単科病院です。現主治医との密な連携なしには、また、その担保なしには治療が行えないのです。
おじいちゃんは、現主治医に動いてもらうためにセカンドオピニオン外来(詳細は前回の拙ブログで!)の結果報告も兼ねて、現主治医を受診しました。
おじいちゃんは、当センターから聞いてきた説明などを現主治医に伝え、当センターから現主治医あてのお手紙や資料なども手渡しましたが、現主治医は、その資料もよく読まず(ま、お忙しいのはよくわかるんですけどね)一瞥しただけで、
「ぼくはなにをしたらいいのですか?」
と困惑し、まったく要領を得なかっそうです。おじいちゃんも説明がヘタやったかなぁ~と少し反省してましたが、あくまでも、おじいちゃんは
・今後も主治医はあなたです! と現主治医を立てたうえで、
・当センターと直接連携してほしい! とお願いし
・その手法は現主治医あての資料を読んでください! とお願いしただけなのに...
おじいちゃんは、「どうしたらええねん」とわたしに相談がありました。
わたしは仕事の関係でなかなかおじいちゃんに付き合えません。なので、現主治医がしっかりセンターの資料を読んでくれないなら、だれでもわかるようにひらたーく要点をかいつまんで、お手紙を書き、おじいちゃんに託しました。(めんどくせー!!)
折しも、当時、がん保険の一時金を得るために現主治医に診断書の作成をお願いしていましたが、これも2月あまり放置プレーでしたので、やんわりクレームの形で事務を通して診断書の件と併せ、おじいちゃんは、現主治医にアプローチしました。
ようやく、ようやく、こちらの思いが伝わりました。(ホッ)
ただ、現主治医は、「ぼく、この病院を辞めるんです。引き継ぎはキチンとやりますよ。」とのこと、わたしには、この先生、めんどくさいことはやる気なかったのかな?という印象は残りました。
それでも、おじいちゃんはこの主治医を信頼しており治療の継続性をしっかりと担保するためにも、「先生が次に行かれる病院についていきます!」とか、「今後も主治医をお願いしたいです!」とか言ったそうなのですが、ウソかホントか「臨床の場を離れますので...」(要は研究者として大学病院にもどる)みたいなかっこいいことをおっしゃったようです。
なにはともあれ、この主治医が直接センターに連絡してくれました。
いや~ヤキモキしましたねぇ~。
そしてセンターからおじいちゃんに連絡があり、晴れて次回は正式にセンターを受診できることとなりました。
今後、具体的な診療スケジュール等が組まれることになります。
その詳細は次の拙ブログにつづきます。