おじいちゃんが、がんになっちゃった(その4) !!

(承前)

 

おじいちゃんは、セカンドオピニオン外来という形でしたが、初めて兵庫県立粒子線医療センターに行くことができました。

 

当センターの所在は隣接県なのですが、まあ遠いこと、遠いこと大阪府(南の方に住んでいます。)から車で2時間半ほどかかります。これは通院は無理だな、っていうのが第一印象でした。

 

大阪方面からのルート

 

阪神高速を一番北まで激走、池田を出て、中国自動車道に入ります。

 

中国池田 ⇒ 神戸JCT 山陽道)⇒ 播磨JCT 播磨自動車道) ⇒

播磨新宮

 

※朝夕は 中国池田 ~ 宝塚 間はよく渋滞しますが、この間を耐えればサクッといけます。

 

※大阪方面からは、阪神高速3号神戸線 から 第二神明道路 に入り、加古川バイパス姫路バイパス、等の一般道を通り、山陽姫路西IC山陽道に入るっていう行き方もありで、リーズナブルなのですが、第二神明や各バイパスでよく渋滞にまきこまれるんですよね、これが。なのでこのルートだと時間に余裕を持って家を出た方がいいです。

 

漸く、病院にたどりつき、受付を済ませ、先生とご対面。

なんと副院長先生が直々にお話ししてくださいました。

 

現主治医からの紹介状に加え、これまでの画像診断データ(DVD)等を診ていただきましたところ、

 

・おじいちゃんのがんは限局していて、ほかに転移が認められない様子。

 (限局:一か所に固まっていること)

普通の放射線治療同様、当センターでの粒子線治療も有効と考えられる。

・ただし、粒子線治療は保険適用外なので治療費は相当高額になる。

・臨床データでは普通の放射線よりも副作用が出にくいと考えられる。

ただし、全く副作用が出ないわけではない。リスクはあります(直腸潰瘍等)

・しかし、当センターで前立腺がん治療でこれまで重篤な副作用が出た例は無い

 

☆ 普通の放射線治療よりはからだにやさしいのかな、という印象でした。

 

また、副院長先生は、近い将来、粒子線治療が保険適用を受けられる治療になるよう、この点を臨床データなどとともに厚労省に例年アピッておられるとのことでした。

 

あと、少し意外だったのは、最低半年は現主治医の元でホルモン療法を継続し、できるかぎりがんを限局させてからまた来てください、とのことでした。心情的にはかなり焦っていたのですが、そういうものなのか、とおじいちゃんは思ったそうです。

   

今回は先述のとおり、セカンドオピニオン外来(保険適用外 30分 5000円)です。あくまで、現主治医に今後も治療継続をお願いする、ということが前提で、一度ほかの病院の意見を聞きたいから聞きにきた!というスタンスなのです。

 

当センターの副院長先生のおはなしを聞いて、確かに治療費などの懸念はありましたが、ここで受けたい、とおじいちゃんは思ったそうです。

 

さぁ、当センターで本格的に治療を受けるのであれば、前回のブログでも書きましたように、現主治医を動かして、主治医から直接当センターあて連絡をとっていただく必要があります。

 

当センターは放射線科単科病院です。現主治医との密な連携なしには、また、その担保なしには治療が行えないのです。

 

おじいちゃんは、現主治医に動いてもらうためにこのセカンドオピニオン外来の結果報告も兼ねて、現主治医を受診しました。

 

その結果は、次回の拙ブログにつづきます。