ぜんそくやアトピーに悩み苦しんでいたあのころ...(その1)
わたしには、持病があります。
いわゆるアレルギー体質なんです。
幼いころ、気管支ぜんそくにかかり、生死の間をさまよいました。
原因はおそらく当時自宅前にあった工場のばい煙やブタクサ、キリンソウの花粉系だったと思います。
息ができないんですよね、それで、夜中、救急車で隣の県の病院まで運ばれた記憶があります。
そこで、入院して、上半身にビニール制のフード掛けられ、そこに酸素ボンベが直結されていたことを思い出します。
今でも実家の物置の中にボンベが置いてあるんです。不発弾か、と思うくらい不気味です。そんなの早く捨てりゃいいのに。
ステロイド剤とかもガンガン投薬されてたんじゃないでしょうか、とりあえず、一命はとり留めたものの、その後、中学校にあがるくらいまでは、肺がゼイゼイいう苦しみによく悩まされていました。
肺を鍛えるべく、スイミングスクールとか行かせてもらったりしました。
親も大変だったと思います。
でも不思議と、中学校に上がってからはあまりぜんそくの症状は出なくなりました。
しかし、代わりに出てきたんでしょうかね、アトピーさんが。
そもそも幼少のころからその要素はあったのですが、そんなにひどくなることはなかったです。
しかし、中学に上がってから特に夏場、汗をかくシーズンになると関節という関節が痒くなって、掻いてしまうのでバイ菌が入ってさらにひどくなります。
で、ステロイド剤を塗って、いったん良くなるのですが、また悪くなってしまう(いわゆるリバウンド)、というループを繰り返していました。
冬は冬で乾燥するので、保湿能力の欠如したわが皮膚はカサカサになり、また痒くななって掻いてしまう。ほんとやっかいです。
また、精神的にプレッシャーがかかると余計ひどくなる傾向があるんです。
試験期間中とか受験時は薬をべったり塗っていました。
受験のプレッシャーから解放された大学時代は、比較的安定していましたから、とてもわかりやすいです。
まぁ、なんとか、常に皮膚をキレイに保つことを心がけ、騙し騙しアトピーと付き合いながら、その後の学生時代を過ごすことになります。
そして、社会人になってから2年ほど過ぎた夏にとても酷い症状が現れるようになりました。きっと精神的につらかったんだと思います。
湿度の多い夏にもかかわらず、皮膚はカサカサのパリパリ状態になり、掻くと皮膚が砂のようにパラパラと粒子状になって、毎朝シーツに滞留する、という惨状でした。
できる限りステロイド剤に頼りたくな~い、という思いも病状をただ悪化させていた一因だったように思います。
ちょうど、そのころ、みのもんたさんのお昼の番組で、高知県は土佐清水市にある「土佐清水病院」がステロイド使用を極力抑えた、体に優しいアトピー治療を実施し、効果をあげていて、多くの患者さんの駆け込み寺になっている、と紹介されていまして、たまたまそれを見ていた母が私にこの病院のことを教えてくれたのです。
当時はインターネットもそんなに普及していない時代、また、この病院は自由診療(保険適用外)を行っており、あやしいな、という思いもありましたが、なんとか現状を救ってもらいたいという一念でこの病院に飛び込むことにしました。ある意味、ギャンブルだったんです。
そして、職場には長期のお休みをいただくことを了解してもらって(といっても夏季特別休暇と土日と有給休暇でカバーできました。)この病院に行きました。
その結果は次回の拙ブログにつづきます。