おじいちゃんが、がんになっちゃった(その1) !!
おじいちゃんの前立腺がん判明のプロセスについて
- 近医の内科で前立腺がん検診(血液検査)を受ける。
- 結果数値が基準値を上回わり、近医の泌尿器科を受診。
- 直腸診(触診)で異常ありとされたため、総合病院の泌尿器科を受診。
- 画像診断(MRI)を受け、右側前立腺に白い陰が映る。
- 生検(細胞採取)を受け、がんを確認。
わたしには齢80過ぎの父親がいます。
定年退職後は家庭菜園で野菜づくりに精を出し、みんなにお野菜を振舞っては、おいしかったです!の一言をいただくことを励みに日々をおだやかに過ごす、そんなおじいちゃんなんです。
おじいちゃんはこれまで胃潰瘍を患ったことがありますが、ふだんからかかりつけ医と懇意にしつつ、町の無料検診などをこまめに利用したり、どちらかというと自身の体には気遣ってきたほうだと思うのです。
ところが、昨年の年末のことです。そのかかりつけ医にカゼか何かで受診したときのことです。看護師さんが、おじいちゃんはこれまで前立腺がんの無料検診をうけてきていないことに気づき、一度受けるようすすめてくれたのです。
☆今思うとこの看護師さん、よく気づいてくれたと思います。グッジョブです。☆
そこで、おじいちゃんは二つ返事で即検診を受けることにしました。検診っていっても血液検査なのでその場で血を採取してもらうだけの検査です。PSA検査といいます。
後日、検査結果が出まして、検査数値が6.29と基準値4.0を超えていましたので、専門医を受診することをすすめられました。
やむなく、おじいちゃんは近医の泌尿器科を受診しました。
触診を受け(おしりのあなに先生が指をつっこんで前立腺の状態を確認します。)先生から間髪いれず、大きな病院で診てもらってください!と言われたのです。
一瞬、やばいなこれは、とおじいちゃんは思ったそうです。なので、同日すぐに近くの総合病院の泌尿器科を受診することにしました。やはりこちらでも触診を受け、これはおそらく...という空気だったようです。
次のステップは画像診断です。年末でもありましたので、画像診断は年明けになりました。MRIを撮り、画像を確認しますと....
おじいちゃんの右側の前立腺に白い陰がありました。先生からは、がんの可能性がおおきいことを告げられました。
次は生検といって、細胞を直接採取し、がん細胞か否かの確認を行っていきます。
冷や冷やドキドキしながら生検当日を迎えました。針で右・左両方の前立腺から各9か所づつ細胞を採取しました。1日入院しなければなりませんでした。
さぁ、その結果は...
やっぱり前立腺がんでした。しかも、その悪性度合を図るグリーソンスコア値(数値は1から5まで)というのがありまして、これが一番最悪の5をマークしたものが右側の前立腺から採取した9か所の検体のうち7か所も。要は悪性腫瘍の塊だったわけです。
前立腺がんは比較的進行の遅いがん、との説明が先生からはあったものの、この悪性度合いです。前立腺がんは腰の骨に転移しやすいので骨シンチグラフィーという画像診断をうけるよう指示があり、検査を受けました。
先述のMRIの結果と合わせて、今のところ骨等ほかの部位への転移は認められない、ということで、すこし安心しました。
今後の治療方針について
さあ、比較的早期発見だったみたいですし、場所も限られていて、あとはサックリ手術で患部を取り除けばいいんだな、
と親族では思っていましたが、先生の口から信じられないことばが...
この後、治療方針について迷走することになります。
この顛末は次に!!