神対応な、でんき屋さん、見ぃつけた !!
電化製品を買うときって
おそらく、最近のネット社会の傾向としては、
まず、価格コムなどにアクセスし、商品を物色、
そこからメーカーのHPに行ってスペックを確認したり、ネットでの評判をチェックしたりして、あたりをつける。
次に、Shufoo!などのアプリで、近所の量販店のチラシをチェックし、実際、量販店に現物を確認しに行く。
いいかんじ!と思えば、再び価格コムなどで一番安いショップを探し、そこで注文する。
場合によってはヤフオクやラクマなどのオークション、フリマサイトで探す場合もあるでしょう。
このようなプロセスを経ることが、あるのではないでしょうか。
で、基本、商品にはメーカー保証のみついていて、ネットショップさんではそれ以上の保証を独自で付けているところなんて、ほとんどないでしょう。(無駄を極力排除して、価格を安く抑えているのだから、当然ですよね。)
よって、メーカー保証期間を過ぎて、商品にトラブルがあった場合は、有償での修理対応となります。
実は、先々月、わたしの実家のPanasonicのドアホンが故障してしまい、保証期間はとっくに過ぎていますので、おじいちゃんが、メーカーのサービスセンターに直接連絡して、修理を依頼しました。
あたりまえのことなんでしょうけど、
・出張代(車のガス代とかの出張旅費など。)
・部品代(取り換えっこした場合の交換部品の代金。)
・技術料(修理にかかるサービスマンの技術料)
主に上記3点の内訳で修理代がかかるのです。
出張代ですでに4,000円ほどの明細でした。
合計で約11,000円ほどかかりました。
びみょーなお値段です。
新品を買うなら、修理した方がいいね、という顧客の心理を見事に見抜いた、メーカー側からすれば、「してやったり!」な、ちょーどよい塩梅なお値段です。
ま、安く買っているので、これは織り込み済みなはずですし、文句は言えません。
言えませんが、なんか、こぉ、うーん、そのメーカーの思いがわかるだけにモヤモヤっとするところがあって、ちょっと悔しくなってしまうのです。(小市民なもので...)
仕方ないよね~と思っていましたところ、ひょんなきっかけで、とてもお客さま指向な、まちのでんき屋さんに出会うことができたのです!!
きっかけは、
今、先述ブログのとおり、おじいちゃんが遠方で入院中なのです。
で、悪いことはつづくもので、とたんに地上波デジタル放送が見えなくなるは、エアコンが動かなくなるは、で、おばあちゃん一人、てんやわんやのパニックになったようなんです。
夏の暑い日のエアコンの故障は致命的。また、唯一テレビが情報を得る媒体となっているため、ライフラインともいえる電化製品たちの修理は急務だったのです。
おばあちゃんはガラケーの音声通話多用派で、ネットは大の苦手。
「こんなことで息子に迷惑はかけられないな」と思い、な、なんと、いまどき電話帳! そうです、電話帳で、良さげーな、まちのでんき屋さんを調べたというじゃないですか!
これぞ、まさしくロシアン・ルーレット。
一つ間違えれば、オラ、オラ、オラでぼったくり請求されて、無駄、無駄、無駄な老人の抵抗空しく、またまたモヤっとだけが残る展開になってしまうご時世です。(偏見?偏見だったら。すみません。)
ただ、このたび、おばあちゃんの「引き」は日頃の行いがよかったのでしょう。強かった。強かったです。
テレビもエアコンもSHARPの製品なのに、Panasonicのお店に電話をする、という出だしから、あさっての方向を向いていたおばあちゃんでしたが、そのお店の人は電話した日に快く来てくれ、それぞれ丁寧に故障の原因を調べてくれました。
結果、エアコンは部品の取替が必要とのこと。TVはアンテナの老朽化が激しいが、ただ、だましだまし当面は使えるとのこと、「たびたび映らなくなることがある場合はアンテナの取り換えを検討してください!」とのことでした。
そして、その日のお代金は...
「エアコンの修理の御用命があれば、その時にいただきますので、本日は要りません。」
えええっ、車で自宅まで馳せ参じ、アンテナの様子を見に屋根裏まで登ってくれたのに、当日の出張代すら請求されなかったそうです。
で、当然おばあちゃんはエアコンの修理をその場で依頼し、「きっと、次回、まとまって請求があるんだな」と少し覚悟を決めていたそうですが、
で、次回、そのでんき屋さんが来たとき、再度、アンテナの様子を見に屋根裏に登ってくれたりしたのですが、
でんき屋さん、「エアコンの部品代 500円いただきます。」
おばあちゃん、「出張代はいくらですか?」
でんき屋さん、「出張代コミで500円です」「すみません、Panasonicの製品だったらもっとお安くできたんですけど」「次、ありますから、すみません、急ぎ帰ります。」とのことだったそうです。
おひおひ、神対応が過ぎるやないかい!
かっこいいやないかい!
往復のガス代入れたら、うちの実家だけのクラスタでみたら赤字やないかい!
おばあちゃん曰く、「次、アンテナの取り換えはこのでんき屋さんに頼もうっと!」
そうなるわな。そうなるわな。なるほど。
銭形警部「やつはとんでもないものを盗んで行きました。」
クラリス「えっ?」
銭形警部「あなたのこころです」
これですよ。これ。クラリスをおばあちゃんに是非置き換えてみてください。
思いますに、高齢者だけの世帯が多い昨今、まちのでんき屋さんのおおきな役割として、高齢者がなかなかやりにくいこと、例えば電球一つ換えるにしても、高いところに手が届かない、とか、そういったときのサポート、でっかく言うと、福祉的な視点でのサポートこそが付加価値になっているんだなと。
まちのでんき屋さんは、商品の値段だけ見ると、量販店やネット通販には敵わないでしょう。
でも、お値段が少々高くても、充実したサービスを受けられるという安心が高齢者の方々を中心に受け入れられているのだと思います。
いやぁ~、まちのホームドクター的なでんき屋さんに出会えてよかったです。
おばあちゃんのおかげで、わたしもいまさらながらまちのでんき屋さんの大切な役割を知ることができてよかったです。
で、そのショップはどこですか?って
パンデミックなことになって、サービスが悪くなってはいけないので、それは秘密です(ウソです)。
拙ブログがバズることなんてまずありえませんもの。大丈夫でしょう。
↓こちらです。
「フラグシップ」というグループでやられているみたいです。他の加盟グループ店もきっとフットワークやサービスの良さは同質なものを提供してくれるのではないでしょうか。
お近くの方、是非ご利用されてはいかがでしょうか!