おじいちゃんが、がんになっちゃった(その3) !!

(承前)

おじいちゃんにとって、

  1. 安全で
  2. 副作用のすくない

がんの除去方法って、なんなんだ~!!!!!

しかも、手術は危険ということなので選択肢から除く、となると...

 

主治医が言っていた、放射線治療しかないか...

 

ホルモン療法でがんを抑え込みつつ、放射線の照射でがんをやっつけるってのが、ベストなのかな....

 

でも放射線を当て続けるって、これもなんだか危険を伴うのではないのかな、副作用ってないのかな....

 

そこでいろいろググってみたところ、やはり前立腺の周辺の臓器、特に膀胱や直腸に影響が出ることがあるみたいです

 

膀胱ですと、排尿困難・ひん尿・排尿痛・血尿など

直腸ですと、出血・直腸潰瘍など

ほかに、腸閉そくや発がん(がんを治しに行って、新たにがんが発症するってなんなの、一体!)

 

ま、重症化することは比較的稀なようで、そこは、運なのかな、と割り切りが必要だとおもいました。

 

さらに、ググっていきますと、放射線治療の中でも高度先進医療に分類される、がんの粒子線治療っていうものがあります。保険適用外ではありますが、厚生労働省が承認している治療で国が研究費を補助しているという治療らしいのです。

 

ビビビッときたので、近くにこれをやっている医療機関がないかな~と探しましたところ兵庫県立粒子線医療センターのホームページにたどり着いたのです。

www.hibmc.shingu.hyogo.jp

 

ホームページを拝見しますと、要は

  •  ふつうの放射線よりも粒子線治療の場合、副作用が少なさそう(ただし、副作用が出ないことはない。)
  • 保険適用外なので、高額になる。(トータルで約300万円)

 

何よりもこの病院は開設以来の7,000例を超える実績があり、しかも公立の病院なので安心感がありました。

 

しかし、このセンターは放射線単科の病院です。がん治療には当然、現在かかっている主治医との連携、協力なしには受診できないのです。

 

このセンターを受診するためには、

 

現在の治医から直接センターあてFAXなどで紹介状を送付し、連絡を取ってもらう、ってのがルールみたいです。この時に、センターは主治医の連携、協力の意思を直接確認するようです。

 

直接患者がセンターに連絡を入れ、現在の主治医からの紹介状を持参することは原則NGです。ただし、この場合、セカンドオピニオン外来として行くなら、OKなのですが、保険適用外になります。

 

治療費の懸念がありましたが、大変興味があったので、現在お世話になっている総合病院の主治医に、この粒子線センターを一度受診したい旨を伝えると、主治医は、うそかホントか、「知らない」とのことでした。

 

たしかに高齢な町医者ならきっとどこかの時点で技術面や情報などもアップデートできていないでしょうから「知らない」ということは有りうるはなしです。でも、現在の主治医はとても若く、しかも、大阪は片田舎といえ、高度医療を謳う総合病院の医者です。ほんとに知らなかったのでしょうか???

 

実は大阪府にも来年(2018年)になりますが、大阪府庁隣接地に

www.osaka-himak.or.jp

ができるようなのです。そんな状況下なのに...

 

でも、ほんとに知らなさそうでしたので、この主治医から現時点で直接センターに連絡をいれてもらう手法はあきらめ、その代わりにセカンドオピニオン外来という形で、わたくし共から直接センターに連絡を入れ、主治医の紹介状等を持参する、という手法を選ばざるを得なかったのです。

 

そして、漸くセカンドオピニオン外来という形でしたが、このセンターに行くことができました。

 

その後日談は、次の拙ブログへつづきます。